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【菜食栄養学③】プラントベースとは??ヴィーガンとの考え方の違い

更新日:2022年11月9日



こんにちは。

管理栄養士の水流 琴音(つることね)です🌷



しばらくぶりの更新になってしまいました。


全国から桜の便りが次々と聞かれるようになり、日中はぽかぽか陽気が気持ちの良い季節になりましたね🌸

近所の桜は見ごろが過ぎ、葉桜の木が多かったですが🍃まだピンク色が綺麗な桜も少しだけ咲いていました。







これまで2回にわたって、環境保護や、動物愛護、宗教的な理由から、動物性食品を選択しない「ベジタリアン」についての内容を、菜食栄養学と題してアップしてきました。


近年「プラントベース」という言葉を聞くようになり、ベジタリアンとの違いは何なのかな?と思ったので調べてみました。

菜食栄養学3回目のテーマは、【プラントベース】という言葉・定義についてお話していきたいと思います。


 

TOPIC

  1. プラントベースとは

  2. ヴィーガンとの違い

 

1.プラントベースとは



プラントベースは以下のように定義されています。

‟プラントベースフードとは、全て植物由来原料から作られた食品、 またその殆ど大部分が植物由来原料から作られた食品であり、 鉱物、添加物、乳・卵を含む場合もある。一方、その大部分が植物由来原料であっても畜肉及びそのエキス類、また魚介及びそのエキス類を含有するものは含まない。”

その文字通り、植物性(プラント)の食材が原料(ベース)になっているの食品のことをいいます。

プラントベースは、動物性の排除よりも、植物性を摂り入れていくことに重点を置いているため、動物性食品を一切排除するヴィーガンとは、かならずしもイコールではない、ということなんですね。



2.ヴィーガンとの違い



植物をより積極的に摂っていこうという考え方のプラントベースと、動物をできるだけ摂らないという考え方のヴィーガン。


上の図より、両者の中で「動物性を含まない」部分のみ共通していますが、それ以外は完全一致しているわけではないのですね。


それぞれ、色んな考えや思想のもと選択しているわけですが、私はこのプラントベースの、「積極的に摂ろう🐰👌」というマインドがとても良いなと思いました。


制限する、摂らないようにする、と思うと

代わりに何を摂ったらよいの?

我慢しなくっちゃ。

外食や人付き合いはどうしよう?

など…ネガティブな感情が生まれてしまいがちです。(ヴィーガンを選択している方はそもそも制限、という概念ではないかもしれませんが)



そう思ったのは、日々の栄養指導のなかで、患者様との関わりの中でも感じることがあります。


今勤めている産婦人科では、妊娠による糖代謝異常である妊娠糖尿病の患者様に、糖質をコントロールした食事療法を行っています。

そのなかで「制限」と聞くと、何を食べたらよいの?と不安に感じる方もいらっしゃいます。


赤ちゃんの為に、糖質を制限しなきゃ。という考え方より、

赤ちゃんの為に、たんぱく質や鉄分を積極的に摂ろう!という考え方の方が、前向きに食事療法に取り組めたり、妊娠生活を楽しむことができると思うのです👶


なので糖質の摂り方についてはもちろんお伝えしますが、そればかりではなく積極的に摂りたい栄養素についてお話するようにしています。



よりよい環境や健康の為にと、もし我慢していることがあったら、少し考え方の視点を変えてみるとこころにも、からだにも優しくなるかもしれません🌷






























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